
最近の原発と知事の対応
北海道の鈴木直道知事が10日、北海道電力泊原発3号機再稼働への同意を表明した。原子力規制委員会の審査合格から約4カ月。新潟県知事による東京電力柏崎刈羽原発の再稼働容認の動きを横目に見つつ、地元経済界や周辺町村に背中を押される形で判断に踏み切った。ただ原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場で道内の調査を進めることには反対しており、政策の整合性が取れていないとの批判もある。
▽外堀
「この時点で再稼働の方向性を示すことにより、投資促進や雇用の拡大につながる」。10日の道議会。鈴木氏は再稼働に同意する根拠に経済的な理由を多く挙げた。
泊原発3号機が再稼働審査に合格したのは7月30...
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