
伸び伸びと動き回る佐渡地鶏ひげを世話する知本正廣さん=2025年12月、佐渡市八幡
島の営みが担い手不足の波にさらされている。消えゆくなりわいや伝統の味がある。その中でも現場を守り、未来へつなごうとする人たちがいた。数は少なくとも、志は高く-。島に根を張る「少数精鋭」たちを訪ねた。(6回続きの1)
「一年中風邪もひけんちゃ」。そう笑いながら地鶏たちを見つめるのは、知本正廣さん(76)。高齢化などで養鶏農家が減少する中、佐渡特産の「佐渡地鶏ひげ」の生産、消費拡大に向け奮闘する。担い手不足や新型コロナウイルス禍による逆境を乗り越え、佐渡ならではの食として地鶏ひげの飼育を続けている。
地鶏ひげは、あごの下にひげのような羽毛がある佐渡固有の原種「佐渡ひげ地鶏」と、...
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