
トークショーで話す藤井猛九段=2月28日、新潟市中央区の新潟グランドホテル
新潟市内で3月1日に指される将棋の第51期棋王戦第3局(新潟日報社など主催)。対局の立会人を務める藤井猛九段(55)は「藤井システム」の生みの親で「升田幸三賞」を2度受賞している。斬新な発想による戦法・戦術や新手、妙手などを対象に贈られる賞だ。2025年、藤井九段は毛色の異なる新たな栄誉を手にした。その賞とは、優れた詰め将棋の作品が対象の「看寿(かんじゅ)賞」。155手詰めという長編大作だ。なぜ、詰め将棋を作り始めたのか。詰め将棋の魅力などを聞いた。
※看寿賞は、江戸時代に活躍した詰め将棋の天才・伊藤看寿にちなんだ賞で、全日本詰将棋連盟が贈る。1951年に創設された。
-詰め将棋の印象は薄かったのですが、どのようなきっかけで始めたのですか。
「新型コロナウイルスが流行していた時、みんな家にこもっていた。棋士は将棋の研究ぐらいしかすることがないから、だいぶ腕を上げた。多くの人がAI研究。でも、僕は一切しなかった(笑)」
「元々AI研究は...
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