
車椅子に乗って和太鼓を演奏する山本昌美さん。まひのある左手でも太鼓をたたけるようになった=新潟市西蒲区
「セヤッ」「ソーレッ」-。迫力に満ちた太鼓の音と、かけ声が響く。新潟市を拠点に活動する和太鼓グループ「にいがた美醸(びじょう)太鼓部 酔龍(すいりゅう)」の練習だ。
メンバーの中でただ一人、車椅子に座って演奏する新潟市西区の山本昌美さん(56)は、7年前に脳出血を発症し、左半身にまひが残る。
山本さんの体に異変が起こったのは2019年3月。新潟市内で車を運転中、アクセルの不調を感じ、停車して修理業者に電話した。到着した業者の車に乗り込むと突然、頭に激痛が走った。「ハンマーで殴られたようだった」
気が付くと病院の個室にいた。...
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