柏崎市と出雲崎町で、色鮮やかな「つるし雛(びな)」が展示されている。子どものすこやかな成長を願い、小さな縁起物を飾るつるし雛は、江戸時代に始まったと伝わる。柏崎地域では、2007年の中越沖地震からの復興に向けて飾られたのをきっかけに、各地で住民が作るようになった。春を感じさせる会場を巡った。

◆梅や桃の飾り、繊細に・柏崎市

小ぶりで色鮮やかな飾りが会場を彩る「つるし雛かざり」=西山町坂田

 柏崎市西山町坂田の西山ふるさと館で、早春を感じる「つるし雛かざり」が行われている。小さくてかわいらしいつるし雛が幾本も下がり、訪れた人々を魅了している。

 西山ふるさと公苑が2020年から主催している。市内の手芸サークルなどが制作したつるし雛をはじめ、馬の人形や布製の羽子板、押し花の絵画の展示もある。...

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