出来島桃子選手の写真をうれしそうに眺める母まり子さん=新潟市西区
出来島桃子選手の写真をうれしそうに眺める母まり子さん=新潟市西区

 「けがなく、あの子の納得がいく滑りができればいい」。ミラノ・コルティナ冬季パラリンピックに出場しているノルディックスキー距離女子立位の出来島桃子選手(51)=東京品川病院・新潟市西区出身=の母、まり子さん(78)は、新潟の地から願う。日本時間の15日には、6度目のパラで最後の個人種目となる20キロフリーに臨む娘。これまでの競技生活も振り返りながら温かいまなざしを送る。

 出来島選手は幼い頃から体を動かすことが好きだったという。「熱を出すこともあまりなく、庭の木を登ることもあった」。小学校ではミニバスケットボール、中学はバスケ、高校では剣道に親しんだ。「持久力があって、マラソンも得意だった」。スタミナ勝負の距離競技で活躍する今の姿に重なる。

 大学2年時、右脇下に...

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