植木健司さん
植木健司さん

 地域交通の維持に向けた一手として期待される自動運転バスだが、新潟県では弥彦村が運行するのみだ。経済産業省でITS・自動走行推進室長を務め、現在は福島イノベーション・コースト構想推進機構事務局長として、次世代交通を含む産業支援に取り組む植木健司さん(51)=新潟市中央区出身=に自動運転の現状と展望を聞いた。

-自動運転に期待される役割は。

 「運転手不足の解決や関連産業の活性化を目指し、研究開発が行われてきた。走行ルートの限られる路線バスやトラック輸送で取り組みが進んでいる」

 「当機構では福島県南相馬市の試験・実証施設『福島ロボットテストフィールド』を拠点に、自動運転による次世代交通システムの開発も支援している。車両の技術だけでなく、オンデマンド機能と組み合わせるなど、利便性を高めた交通システムとして構築する必要があると考える」

-自動運転の普及に向けた課題は。...

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