ウノケ電子工業が開発したコンピューター「USAC」
 ウノケ電子工業が開発したコンピューター「USAC」
 1949年発刊の科学教材カタログ
 ヘンミ式計算尺
 旧満州の大連に建設した社屋

 「内田洋行」は学校や行政、企業向けの機器の販売・システム構築などを得意とする専門商社。中国の旧満州の南満州鉄道(満鉄)職員だった創業者の内田小太郎が1910年、独立して測量・製図、事務用品の販売会社を立ち上げたのが始まりだ。洋行は中国語で「外国人の店」を意味した。(共同通信=出井隆裕記者)

 当初は欧米の輸入品を取り扱った。最盛期は旧満州を中心として20カ所に支店・出張所を設置。日本では技術者必携とされた国産計算器「ヘンミ式計算尺」の国内総代理店となって知名度を向上させた。ほかにも国産の事務機器や文具の企画販売で礎を固めた。

 太平洋戦争後は計算尺をきっかけに学校向けに顕微鏡など科学教材を販売。オフ...

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