
赤川次郎さん
これまでに出した本は約670冊。累計発行部数は3億部を超える。小説界をけん引してきた作家の赤川次郎さんが、「幽霊列車」でオール読物推理小説新人賞を受賞してから、今年で50年。自身が生み出してきた多くの作品の「原型みたいなもの」と位置づけるシリーズの魅力が、記念すべき年に刊行された最新作にもふんだんに詰まっている。
女子大生の永井夕子と警視庁捜査1課の宇野喬一警部のコンビが、数々の難事件を解決していく連作短編シリーズ。最新作でも、2人は行く先々で事件に遭遇し、それらの謎を解いてゆく。第1作の「幽霊列車」を読んだ後、そのまま本作を読み進めても違和感は全くない。半世紀を経ても、物語が少しも古びていな...
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