英議会の外で掲げられた安楽死の選択権を訴えるポスター=2025年5月、ロンドン(AP=共同)
 英議会の外で掲げられた安楽死の選択権を訴えるポスター=2025年5月、ロンドン(AP=共同)
 英議会前で安楽死の選択権を支持する末期患者の女性4人=4月22日、ロンドン(AP=共同)
 英議会前に集まった安楽死の選択権を求める人たち=4月22日、ロンドン(AP=共同)
 母の写真を手に、安楽死について思いを語るケイティ・フェナーさん=3月6日、英南部オックスフォードシャー(共同)
 患者が安楽死に追い込まれる恐れについて語るアリスター・トンプソンさん=3月2日、ロンドン(共同)

 英国で終末期患者に「安楽死」を認めるかどうかを巡って激しい議論が続いている。議会では今期、イングランドとウェールズの両地方で選択の権利を与える法案が審議されたが、合意に至らず、いったん廃案が決まった。世論調査では「容認」が優勢。反対派は患者が望まぬ決断を強いられかねないと懸念の声を上げる。

 法案は18歳以上で余命6カ月以内の患者が対象。強制や圧力が選択に影響していないことを条件に、医師らの手助けで服薬するなどして自ら命を絶つ権利を認める内容だ。下院議員が提出した。

 最大のハードルだった下院を昨年6月に通過したが、上院では「医療関係者は患者が安楽死を望む理由や、強いられていないことを確認しなくては...

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