
水俣病認定患者と存命者数
水俣病の公式確認から1日で70年となった。認定患者の高齢化が進み、福祉面でのケアの不備が露呈している。医療費は全額補償されるが、補装具や介護費用は社会保障制度に頼る面も。公害病という事情が考慮されず、患者側は負担感や尊厳の喪失感を募らせる。福祉現場では人手不足が課題に。識者は、生涯にわたるケアの実現へ体制強化が急務と訴える。
▽対象外
「病気でこういう体になったのに」。4月、週に数回のリハビリを終えた熊本県水俣市の胎児性患者、松永幸一郎さん(62)は顔をしかめた。下半身の痛みや脱力発作で16年前から車いす生活に。こぐ腕の力が衰え「近所での買い物すらしんどくなった」といい、数年後に電動に改造した。
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