
UAE・ドバイの海岸でサーフィンに向かう人たち=3月(ゲッティ=共同)
米イランの戦闘を機に中東のパワーゲームが新たな局面を迎えている。金融の中心で軍事力も蓄えたアラブ首長国連邦(UAE)は混乱に乗じ、サウジアラビアが主導する石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を表明。石油生産を巡る長年の不満を背景に、ペルシャ湾岸の盟主に挑戦状を突き付けた。米イスラエルとも関係を強化。パレスチナ問題などで各国を結び付けてきた「アラブの大義」は一段と薄れる。
▽自国ファースト
「国益に集中する時が来た」。UAE国営の首長国通信は、OPEC離脱を巡り自国ファーストの姿勢を鮮明にした。
石油生産を巡り、生産量を最大化してエネルギー市場が化石燃料から脱却する前にできる限り利益を得たいUAEに...
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