日産自動車の追浜工場から生産が移管される予定の福岡県苅田町の工場=3月
 日産自動車の追浜工場から生産が移管される予定の福岡県苅田町の工場=3月
 日産自動車の主な国内工場再編

 日産自動車は米南部キャントン工場で計画していた電気自動車(EV)の生産中止を明らかにした。国内では既に神奈川県横須賀市の追浜工場から福岡県苅田町の工場への生産移管を決めた。合理化が不可欠とはいえ、追浜工場では「体のいいリストラでは」との声も漏れる。期待に沸く新城下町に赴き、日産復活を目指すのか。従業員約2400人に岐路が迫る。

 ▽反転攻勢

 追浜工場は1961年に操業を開始。日産初の量産型EV「リーフ」を手がけるなど「マザー工場」として知られた。現在は小型車「ノート」のほか、年内にも売り出す小型スポーツタイプ多目的車(SUV)「キックス」の新型車の量産も担う。

 だが、追浜工場は設備老朽化や稼働率低下...

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