
連日さまざまな選挙カーが乗り付け、立候補者が街頭演説をする新宿駅の周辺=7月3日(画像の一部を加工しています)
約1400万人が住む首都・東京。参院選では選挙区に34人が立候補し、比例代表候補も大票田として重視する。投開票(10日)前の最後の日曜だった3日、街頭演説が多く行われる新宿駅前を丸一日歩いた。ピークの夕方は入れ代わり立ち代わり、さまざまな候補や党首の演説が響いた。この都市に電力を供給する東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題や、北朝鮮による拉致問題など、新潟県にとっての重要課題については、あまり耳にしなかった。(東京支社・山田悠)
選挙活動が始まる午前8時。JRや私鉄の各路線が乗り入れ、利用者数全国トップの巨大駅でも、まだ人通りは少なく、街頭演説もほとんどなかった。
午後。暑さとともに人が増えてき...
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