
国立成育医療研究センターが2021年に作製したES細胞(同センター提供)
骨の形成が不十分な難病の胎児を、細胞移植で治療する方法の開発を国立成育医療研究センター(東京)などのチームが進めている。さまざまな細胞に成長できる「胚性幹細胞(ES細胞)」から胎児治療用の細胞を作り出し、注射で移植する再生医療だ。動物実験では効果を確認したという。同センターの阿久津英憲再生医療センター長は「10年以内に治療を実用化したい」と話している。
▽15万人に1人
この病気は、国の難病に指定されている「低ホスファターゼ症」。遺伝子の変異が原因で、骨を作るのに必要な酵素「アルカリホスファターゼ」が十分に働かず、骨が弱く骨折しやすくなる。約15万人に1人の割合で出生すると推定されており、重症の...
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