
共同研究を巡る汚職事件の構図
東大大学院教授という絶対的権力を前に恐怖を感じた―。共同研究を巡る汚職事件で、贈賄側の一般社団法人代表理事らの公判が結審した。東京地裁の法廷で明かされたのは、高級クラブでは満足できない元教授らの求めに応じて風俗店での接待を始めるなど、過激化していく実態だった。
「接待を断れば研究を止められる。おごり続けるしかなかった」。贈賄罪に問われた「日本化粧品協会」代表理事引地功一被告(52)は4月の初公判で起訴内容をおおむね認め、東大大学院医学系研究科の元教授佐藤伸一被告(62)=収賄罪で起訴=とのいびつな関係を暴露した。
検察側の冒頭陳述や引地被告によると、佐藤被告は共同研究を行うための「社会連携講座」...
残り753文字(全文:1052文字)











