カテーテルによる治療について説明する相川忠夫順天堂大助教=東京都文京区
 カテーテルによる治療について説明する相川忠夫順天堂大助教=東京都文京区
 冠動脈カテーテル治療のイメージ

 冠動脈は心臓の筋肉に酸素や栄養を届けるとても大切な血管だ。動脈硬化が進むとこれが狭まり、狭心症や心筋梗塞の原因となる。動脈から挿入したカテーテルで患部を治療するさまざまな手法が開発され、基準の緩和によって実施施設も増えて、全国どこでも処置を受けられる体制が整ってきた。専門家に治療の現状を聞いた。

 ▽年間7万人死亡

 2024年の人口動態統計によると、心疾患による死亡は約23万人で日本での死因第2位。そのほぼ3分の1、約7万人が冠動脈疾患である心筋梗塞やその他の虚血性心疾患での死亡だった。関連学会のガイドラインは危険因子として高血圧、糖尿病、脂質異常症のほか肥満や喫煙を挙げ、発症予防のためにこれらの...

残り1107文字(全文:1406文字)