ベラルーシ南西部ブレストの内分泌専門診療所で、甲状腺検査について説明するアルツール・グリゴロビッチ所長=4月(共同)
 ベラルーシ南西部ブレストの内分泌専門診療所で、甲状腺検査について説明するアルツール・グリゴロビッチ所長=4月(共同)
 「チェルノブイリ功労者の会」のイーゴリ・シャンチュク会長=4月、ベラルーシ・ミンスク(共同)
 ベルラド放射能安全研究所が、放射性物質の影響を子どもたちに伝えるため各地の学校で行っている活動=ベラルーシ・ミンスク(共同)
 チョルノービリ原発事故の追悼式典に参加した元作業員ら=4月26日、ベラルーシ・ミンスク(共同)
 チョルノービリ原発事故の追悼式典に参加した元作業員ら=4月26日、ベラルーシ・ミンスク(共同)
 ベラルーシ・ミンスク郊外の教会で、チョルノービリ原発事故の犠牲者を追悼する元作業員ら=4月26日(共同)
 ベラルーシ・ミンスク、ブレスト州、ウクライナ・チョルノービリ原発

 旧ソ連ウクライナのチョルノービリ(チェルノブイリ)原発事故で放出された放射性物質の7割が降下したとされる「最大の被害国」ベラルーシ。今も国土の12%が汚染され、被ばくに起因する疾患がある人も多い。ウクライナに侵攻するロシアの同盟国で、西側の支援は困難に。事故後の処理作業や検査に従事した人々は資金不足の中、爪痕と対峙し続けている。

 ▽犠牲

 「未来世代のために尽力した全ての人に繁栄と健康を」。事故から40年の節目となった4月26日、雪が舞う首都ミンスク郊外の教会で約30人の元作業員らが犠牲者に祈りをささげた。ルカシェンコ大統領はこの日、元作業員に言及しなかった。

 「健康を失い、深刻な被害を受けた。国に...

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