
国産備長炭で焼かれるアマダイ=東京都新宿区
生産量が激減した国内の木炭作りを守ろうとする経営者がいる。薪炭やLPガスの卸売りを手がける東京燃料林産(東京)の広瀬直之社長(61)だ。高級料理店に販路を開き、炭焼き職人の生計を支えてきた。1960年代に家庭用燃料の主役が化石燃料に変わり、木炭の原木となる里山の広葉樹は多くが放置されている。里山を健全にしたい気持ちが根底にある。(共同通信=浜谷栄彦記者)
▽段違いの味
2月、東京都内で広葉樹活用をテーマにシンポジウムが開かれた。広瀬さんは、すしや懐石料理などの高級店で国産木炭の需要が伸びている現状を説明した。「若い人が参入できるよう炭焼きを稼げる仕事にしたい」。足しげく山に通い、生産者と対話を続...
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