
大和総研のエコノミスト、小林若葉さん
中東情勢の先行きが見通せない状況が続く中、原油価格が高止まりしている。2026年2月下旬に1バレル当たり70ドル程度だった中東産ドバイ原油のスポット価格は、4月末時点で100ドルを超えるなど高水準にある。
国際エネルギー機関(IEA)は、損傷した中東のエネルギー施設の復旧に最長で2年かかると見積もる。中東情勢が短期間で落ち着いたとしても、原油の調達難や価格高騰は当面続く可能性が高い。
原材料コストの増加は企業収益の悪化要因だが、近年は販売価格にコストを転嫁する環境が改善したことで、その影響は一定程度抑えられるとみられる。
日銀短観から価格転嫁の度合いを推計すると、仕入れ価格判断指数(DI)が1ポイ...
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