ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査部長
 ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査部長

 内閣府が19日公表した2026年1~3月期の実質国内総生産(GDP、速報値)成長率は前期比で年率2・1%となり、2四半期連続でプラス成長となった。個人消費と設備投資、住宅投資の国内民間需要がそろって増えたことに加え、輸出から輸入を差し引いた外需も成長率の押し上げ要因となった。

 1~3月期は内外需ともに増え、0%台半ばから後半とされる潜在成長率(一国の経済の実力を示す指標)を上回る結果となった。しかし4~6月期以降は緊張する中東情勢の影響が顕在化し、成長率が大きく下押しされる可能性が高い。

 日本は原油輸入量の9割以上が中東産となっている。原油由来のナフサや揮発油なども中東依存度は高い。政府は石油の...

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