北海道新幹線の建設現場=2024年5月、北海道北斗市
 北海道新幹線の建設現場=2024年5月、北海道北斗市
 走行する北海道新幹線=3月、北海道木古内町
 北海道新幹線軌道敷設工事計画と契約業者と延伸ルート

 北海道新幹線の札幌延伸事業に談合疑惑が浮上し、公正取引委員会が19日、解明に乗り出した。発注者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構(横浜)は、過去に北陸新幹線を巡る談合事件に関与。有罪となった当時の職員は、工事の遅れに不安を感じていたとされる。札幌延伸も開業が目標より大幅にずれ込んでおり、識者は工期重視のあまり、入札が「骨抜き」になった可能性を指摘する。

 ▽リスク

 「特に2回入札がととのわない場合、工期に間に合わなくなるのではないかという心配を担当は思っていた」。北陸新幹線(長野―金沢)整備を巡る談合で職員の有罪が確定した後の2014年8月、機構の業績を評価する国土交通省分科会で、当時の機構幹部は事...

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