選挙のたびに問題になるのが、若い世代の投票率の低さです。今回は、なぜ問題なのかを読みトキます。

Q 若い人たちが投票に行かないと、悪いことがあるの?

A 若い世代の声が、政治に反映されにくくなる恐れがあります。

 例えば候補者が、教育や子育てへの支援など、若い世代に向けた政策を打ち出しても、その世代が投票に行かなければ当選は難しいかもしれません。

 それなら、投票に行ってくれる高齢者が支持する政策に力を入れたくなりますよね。

Q そもそも若い世代の人口は少ないよね。

A そうです。新潟県の推計人口(1月1日現在)によると、20代は約16万8千人ですが、60代は約30万人と2倍ほどの差があります。高齢者の方が多いので、若い世代が投票に行かなければなおさら、政治に声が反映されにくくなります。高齢者の意向が政治を動かす現状は「シルバー民主主義」とやゆされます。

Q 若い世代は損しているってこと?

A 投票率が低いままだと、そうなるかもしれません。しかし、若い人の多くが投票に行くようになれば、政治家は今よりも若い世代が必要としている政策を考えるので、政治が変わるかもしれませんね。