イランの石油施設が攻撃され、すすが付いた車を掃除する男性=3月8日、テヘラン(ゲッティ=共同)
 イランの石油施設が攻撃され、すすが付いた車を掃除する男性=3月8日、テヘラン(ゲッティ=共同)
 テヘランの石油貯蔵施設から飛散したすすを吸い込まないようマスクをする市民=3月8日(ゲッティ=共同)
 無人機が迎撃され、破片による爆発で煙が立ち上るアラブ首長国連邦の工業地帯=3月5日、フジャイラ(ゲッティ=共同)
 イスラエル軍の攻撃を受けたテヘランの石油貯蔵施設から立ち上る黒煙=3月8日(ゲッティ=共同)
 紛争と環境監視団のダグ・ウィア代表
 過去の戦争と環境汚染

 米イスラエルとイランの戦闘で、ペルシャ湾岸地域の自然環境が深刻な危機にさらされている。エネルギー施設への空爆で一帯に有毒物質を含んだとみられる黒い雨が降り、ミサイル製造拠点や核関連施設への攻撃は有害物質の拡散につながりかねない。住民の健康や周辺の生態系に影響している恐れがあり、専門家は環境破壊を「戦争犯罪」として国際社会が対応する必要性を訴える。

 ▽憂慮

 イスラエル軍は3月7日、イランの首都テヘランや近郊で複数の石油関連施設を空爆。黒煙が空を覆い、黒い雨が確認された。世界保健機関(WHO)は「大量の有害物質が放出された」と指摘。イランによる湾岸諸国のエネルギー施設攻撃も含め「長期的な影響を及ぼす...

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