人材派遣の市場規模と派遣料金の推移
 人材派遣の市場規模と派遣料金の推移

 公正取引委員会が、カルテルの疑いで人材派遣会社への初の立ち入り検査に踏み切った。派遣市場は規制緩和や人手不足を背景に拡大し、利用企業が支払う派遣料金は上昇。賃上げ傾向に便乗して大手5社が価格をつり上げていた構図が浮かぶ。専門家は派遣会社のマージンの不透明さ、ブラックボックス化を指摘。公取委は、料金の上昇が労働者の給与に十分還元されないなどの影響があった可能性も視野に実態解明を進める。

 ▽6倍

 厚生労働省などによると、業界の2024年度の売上高は総額約9兆9千億円。00年度の約1兆6700億円と比べ約6倍に増加した。25年の派遣社員は156万人で、比較可能な02年以降で最多だ。

 立ち入り検査を受けた...

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