
佐橋亮・東京大教授(本人提供)
トランプ米大統領と中国の習近平国家主席による5月中旬の首脳会談は、米中関係に安定のロックをかけたと言える。2025年に韓国・釜山で行われた第2次トランプ政権発足後初の米中首脳会談で、悪化していた関係に歯止めをかけ、潜在的な「対立の蒸気」にふたをした。
ヘグセス米国防長官は5月30日、アジア安全保障会議で米中関係は近年で「最も良好な状態」だと指摘。ふたにロックしたピン留めは簡単には外れない。
中国は全てを計算し布石を打っている。短期での果実を欲するトランプ氏の残り3年弱の任期中、「台湾」での成果を取りにきている。米大統領任期は憲法で2期と制限されており、国家主席任期を撤廃した習氏の方に余裕がある。
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