特別行政区「ゲレフー・マインドフルネス・シティー(GMC)」の完成予想図(ブータン当局提供・共同)
 特別行政区「ゲレフー・マインドフルネス・シティー(GMC)」の完成予想図(ブータン当局提供・共同)
 取材に応じるブータンのロテ・ツェリン前首相=3月、ティンプー(共同)
 ブータン・ティンプー、ゲレフー

 ヒマラヤの小国ブータンで「一国二制度」を取り入れた特別行政区の整備が進んでいる。経済成長より心の充実を重視し「幸せの国」と呼ばれるが、近年は若者が仕事を求め国外に流出。伝統文化と自然環境に配慮した行政区に投資を呼び込んで雇用を生み、幸福と発展の調和に挑む。

 インドと国境を接する南部ゲレフーは農地や雑木林に覆われた緑豊かな土地が広がる。国際空港の建設工事が進み、国内各地から雑草除去のボランティアが大勢来訪。ワンチュク国王が2023年に発表した自身の肝いりの構想、特別行政区「ゲレフー・マインドフルネス・シティー(GMC)」の基盤が着々と築かれている。

 行政区では企業や投資家を呼び込むためシンガポール...

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