
日銀利上げを巡る情勢
日銀の植田和男総裁が15、16両日の金融政策決定会合で利上げに踏み切る可能性を示唆した。大型連休中に実施した巨額の為替介入の効果は水の泡と消え、円安が再び加速する気配が出ている。中東情勢悪化の影響もあって物価高が一段と進み、家計の厳しさが増すのは必至だ。利上げに消極的な高市政権も容認姿勢に転換せざるを得ない状況になっている。
▽政府と距離
「経済の下振れと物価の上振れのリスクがともに高まった場合、どちらを重視すべきか」―。共同通信きさらぎ会の講演で、植田氏は日銀を悩ませてきた命題を自ら切り出し、物価動向を重視する姿勢をにじませた。景気を冷やす恐れがあっても物価上昇を抑える考えを示唆したもので、景...
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