
中満泉さん
4週間にわたって開催された第11回核拡散防止条約(NPT)運用検討会議は、5月22日に成果文書を採択することなく閉幕した。採択見送りは2015年、22年に続いて3回連続である。
国際安全保障環境の現状から多くの事項について複雑な対立軸があり、成果を全会一致で採択するのは非常に難しいと予測はしていたが、やはり残念でならない。
▽イラン問題が壁
会議中、幾つもの困難なテーマについて厳しい交渉があった。
NPTの枠組みで積み重ねられた過去の軍縮合意について、どう言及するか。核使用の人道的影響に関し、いかなる表現ができるか。拡大抑止や北大西洋条約機構(NATO)の核共有といった欧州・東アジア地域の安保論議に...
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