「英語にも日本語にも違和感はあるし、(詩を創作する上で)それを意図的につくっている感じもある」と話す田中裕希さん
 「英語にも日本語にも違和感はあるし、(詩を創作する上で)それを意図的につくっている感じもある」と話す田中裕希さん
 「英語にも日本語にも違和感はあるし、(詩を創作する上で)それを意図的につくっている感じもある」と話す田中裕希さん
 詩人の田中裕希さん

 母国語ではない英語で詩を創作する詩人の田中裕希さんは、詩を書く行為を「独自の言語をつくること」だと話す。初めて刊行した詩集が今年、全米批評家協会賞の詩部門の最終候補に選ばれた。惜しくも受賞は逃したが、世界にその名が知られるようになった。

 昨年刊行した「Chronicle of Drifting」は、約10年間の詩作をまとめた第1詩集だ。長年暮らしてきた米国で書いた初期の作品から、日本に帰国後、コロナ禍の街を散歩しながら感じたことを基につくった詩までを収録する。

 題名は邦訳すると「漂流記」という意味。自身の詩を貫くテーマがあるとすれば、「根無し草感」だと言う。「いろいろな土地に行きながらも、属する場所...

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