
特別監察のため佐賀県警本部に入る警察庁の幹部ら=2025年10月
佐賀県警科学捜査研究所(科捜研)の元職員による不正なDNA型鑑定が239件に上ることが警察庁の特別監察で明らかになった。科学捜査の重要な柱である鑑定が、ずさんに行われていたことに「国民の信頼を損なった」と警察庁。一方、身内の調査で捜査への影響は確認できなかったと結論付け、専門家は「鑑定機関を警察から独立させるなど、抜本的な改革が必要だ」と批判する。
DNA型鑑定は、人の血液などから検出される細胞のデオキシリボ核酸(DNA)の塩基配列を分析し、個人を識別する。警察庁によると、1990年ごろの導入時に「約200人に1人」だった精度は、現在「約565京人に1人」にまでなった。
精度の飛躍的な向上に伴い...
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