
JSファンダリのパワー半導体の製造現場。300億円規模の投資を進める=小千谷市
半導体受託生産のJSファンダリ(東京)が、パワー半導体を製造している新潟県小千谷市の自社工場に、2027年までに300億円規模の超大型投資をすることが明らかになった。最大300人を新たに採用し、増産に備える考えだ。同社は県内を舞台に半導体の「受託製造」という国内では未開のビジネスモデルの構築に挑む。市場シェアで日本の半導体産業は世界に後れを取る。海外に流れた需要を取り戻し、復活の起爆剤になれるかが注目される。
同社はパワー半導体の製造設備として、2027年までに2段階に分けて最大300億円規模の投資を行う。全面稼働すれば生産能力は現在の2倍超となる。雇用も現在の約580人から28年には800...
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