長岡空襲の犠牲者をしのぶ追慕の集いで、体験を語る池田ミヤ子さん=7月1日、長岡市大手通1のアオーレ長岡
長岡空襲の犠牲者をしのぶ追慕の集いで、体験を語る池田ミヤ子さん=7月1日、長岡市大手通1のアオーレ長岡
姉の写真を脇に体験を語る池田ミヤ子さん=7月1日、長岡市

 1945年8月1日の長岡空襲の犠牲者をしのぶ「長岡空襲殉難者追慕の集い」が7月1日、新潟県長岡市大手通1のアオーレ長岡で開かれた。集まった約120人の市民が黙とうをささげ、遺族の体験談に耳を傾けた。

 長岡空襲では市街地の約8割が焼け、1945年7月20日に投下された「模擬原爆」の被害と合わせ、判明しているだけで1488人が亡くなった。集いは犠牲者をしのび、体験を次世代に語り継ぐために市とながおか平和フォーラム実行委員会が毎年開催している。

 今年は、空襲で姉を亡くした池田ミヤ子さん(89)が体験を語った。空襲に先立つ45年3月に戦死した兄の形見を持ち出せなかった後悔や、家に付いた火を消そうとし...

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