
JA全農新潟県本部(新潟市西区)が県内の地域農協(JA)に示した2023年産米のJA仮渡し金(60キロ当たり)の内訳が8月17日、新潟日報社の調べで分かった。一般コシヒカリは1万3900円で、22年産より200円上がった。物価高などの影響で県産米は在庫が増えているが、生産コストの上昇を踏まえて小幅増となった。一方、高価格ブランド米は販売が苦戦しており、魚沼コシは300円減の1万7200円とした。
全農新潟県本部のJA仮渡し金は非公表。8月16日に開かれた県本部の運営委員会で金額が決まった。仮渡し金は、出荷時に農家に支払われる前金で、取引価格のベースになる。新潟県の仮渡し金額は他県やJA以外の...
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