携帯電話の利用料名目で現金10万円をだまし取られたとして、新潟県魚沼市の80歳代男性が9月15日までに小出署に被害を届け出た。小出署は特殊詐欺とみて調べている。

 小出署によると9月14日、男性の携帯電話に実在する通信事業者名で利用料金に関するお知らせとしてショートメールが届いた。男性が記載された連絡先に電話をすると、対応した男から「1年間の未納料金がある」などと言われ、指定された金融機関の口座にATMから10万円を振り込んだ。

 その後も別の連絡先に電話をするよう指示され、「他にも未納料金がある」と言われた。男性は2月にも特殊詐欺の被害に遭っていたため不審に思い、小出署に相談して詐欺だと分かった。