西堀ローサのテナント向けに新潟地下開発が開いた説明会=21日、新潟市中央区
西堀ローサのテナント向けに新潟地下開発が開いた説明会=21日、新潟市中央区

 新潟市中央区古町地区の地下商店街西堀ローサを運営する市の第三セクター「新潟地下開発」は11月21日、テナントへの説明会をローサ内で開き、2025年3月末をもって約30の全テナントに退店するよう求めた。新潟地下開発の幹部は「力不足で申し訳ない」と陳謝。テナントからは先行きへの不安や運営会社への不信感を訴える声が聞かれた。

 説明会は冒頭以外非公開で行われ、地下開発によると約20人が出席。岡澤修社長と金子正夫・営業開発部長が、25年3月末を期限として移転などの方針を各店で決めるよう要請した。

 参加者に配った文書では、市からの貸付金9億円を返すのが不可能となり、最終返済期限の25年10月までに会社を...

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