法律の改正により、新潟県内では衆議院小選挙区の定数が変わりました。新潟県は6から5となり、選挙区を分ける線引き(区割り)が大幅に見直されました。新たな区割りは住民に受け入れられているのかをテーマに記者が地域を歩き「新・衆議院小選挙区を歩く」という連載を掲載しました。取材後記をお届けします。第2回は新・新潟2区新潟市西区、新潟市南区、新潟市西蒲区、三条市、燕市、加茂市、田上町、弥彦村。で、報道部・上林陸来記者(39)が歩きました(5回続きの2)。

ルポ「新・衆議院小選挙区を歩く」<新潟2区>本編

衆院選新区割り、新潟県内はどう変わる?

 「三条が先か、燕が先か、それが問題だ」

 三条燕インターチェンジやJR燕三条駅の周辺を歩いていて、シェイクスピアの名作「ハムレット」のせりふをもじった考えがぼんやりと頭に浮かんだ。

 担当した衆議院新・新潟2区の中でも、古くから“ライバル関係”で火花を散らしてきた三条市と燕市に注目した。

 連載でも紹介した通り...

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