
刻んだ大根のみそ漬けなどが入っており、ご飯に混ぜるだけで桜飯が作れる「サクラ咲く合格にぎり飯の素」=柏崎市新道
2月に入り、受験シーズンも佳境を迎えた。今後は、国公立大の2次試験や新潟県立高校の入試などが控える。柏崎市では企業や商店主が縁起物の商品を用意し、受験生を応援している。つらいことも多い受験勉強。最後のひと踏ん張りは地域の人の思いがこもった合格祈願の一品で験を担いでみては。柏崎市内で販売されている2商品を紹介する。(2回続きの2)
みそ・しょうゆ製造の越後みそ西(柏崎市新道)は、自社のみそ漬けを手軽に食べてもらおうと「サクラ咲く合格にぎり飯の素(もと)」を販売している。刻んだ大根のみそ漬けをご飯に混ぜる「桜飯」に着想を得て、合格を意味する「サクラ咲く」の名を冠した商品を2022〜23年の受験シーズン前から売り出した。
越後みそ西は江戸後期の1831(天保2)年創業。新潟県産のコシヒカリと大豆を使う「三階節みそ」と、そのみそで漬けた商品を売りにしている。
桜飯は幕末の長岡藩家老、河井継之助が好んで...
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