新潟市街
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 日銀新潟支店が2月の金融経済動向を発表した。新潟県内の景気は「能登半島地震や原材料高の影響などを受けつつも、緩やかに持ち直している」と指摘。基調判断は据え置きつつ、1月に発生した地震の影響に言及した。小林俊支店長は「企業の事業活動継続への影響は現時点で限定的だが、被害は広範囲に及び、今後も経済への影響を注視する必要がある」と述べた。

 項目別では、輸出と生産の判断を「回復の動きに足踏みが見られる」から「弱含んでいる」に下方修正した。中国を中心とする海外経済の弱さが長引き、早期の回復が見込めないことから輸出、生産ともに、化学について「弱い動きが続いている」と判断を引き下げた。

 中国経済の回復の遅...

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