ヘルメットの準備と着用を呼びかける新潟デザイン専門学校の生徒ら=新潟市中央区花園1
ヘルメットの準備と着用を呼びかける新潟デザイン専門学校の生徒ら=新潟市中央区花園1

 自転車の利用頻度が高くなる春に向けてヘルメットを準備してもらおうと、新潟県警は新潟デザイン専門学校(新潟市中央区)の生徒と共同で広報ポスターを作製した。アニメ風のキャラクターがヘルメットを着用したり持ったりしている絵柄。新潟県内の全小中高校や自転車店などで掲示される。

 2023年夏のヘルメット着用率の調査で、新潟県は全国最低の2・4%だった。このため、県警が着用率向上を狙い新潟デザイン専門学校にポスターの作製を依頼した。

 「新潟県自転車ヘルメット着用向上委員会プロジェクト」と銘打ったポスターには、男女5人の生徒と教師1人の計6人のイメージキャラクターが描かれる。

新潟デザイン専門学校の生徒が手がけたポスター画像

 完成披露会が2月7日にJR新潟駅で開かれた。制作に携わった生徒7人と警察官が、駅利用者にチラシを手渡しながら「ヘルメットをかぶりましょう」などと呼びかけた。

ヘルメットの準備・着用を呼びかけた新潟デザイン専門の学生ら

 デザインを手がけた女子生徒(20)は「自分と同じ若者の目に入るよう、キャッチーで明るいポスターにした。多くの人に見てもらい、ヘルメットをかぶろうという気持ちになってほしい」と話した。