新潟県産日本酒の2023年の国内出荷量(速報値)が前年比3・1%減の3万2377キロリットルだったことが、新潟県酒造組合のまとめで分かった。新型コロナウイルス禍で低迷した21年(3万3018キロリットル)を下回り、平成となった1989年以降で最少となった。物価高で消費者の節約志向が強まっていることや、猛暑で夏から秋にかけての販売が伸び悩んだことが影響した。

 出荷量の減少は2年ぶり。2022年は前年を1・2%上回り、...

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