
新潟県庁
中国で果樹の枝や葉が火にあぶられたように枯れる伝染病「火傷(かしょう)病」が確認されたことを受け、新潟県は県内で生産するナシやリンゴに使う、授粉用の中国産花粉の買い上げを実施している。花粉を使用して万が一、病気が産地で広がるのを防ぐため。農家らが所持している花粉を県が回収、廃棄する。期限は2月末までで、早期の引き渡しを呼びかけている。
火傷病が発生した際の有効な防除方法は確立されておらず、国は2023年8月末から中国産花粉の輸入を停止している。授粉は例年春ごろに行われており、県内でも一定数、中国産花粉を使用している農家がいるため、国の方針を受け、県も買い取りを決めた。
対象となる花粉の生産年...
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