
成年男子B複合後半距離 2位だった清水亜久里(ユーグレナ)=山形県上山市(写真映像部・渡辺善行)
[冬季国スポ2024・スキー複合、2月23日]優勝して苦悩を振り切ることはできなかった。国体で6度の優勝を誇る成年男子B複合の清水亜久里(ユーグレナ)は、後半距離で追い上げたが2位。飛躍、距離とも「動きが連動していかない。歯がゆい」と嘆いた。
昨季の全日本選手権優勝などを評価され、今季は約5年ぶりに海外大会に出場した。結果は最高25位で、世界との差を痛感。「何かを変えざるを得ない」と体の動かし方を試行錯誤し始めた。
前半飛躍で伸び切れず4位。首位と2分28秒の差があった後半距離は、3キロ手前で2位に浮上した。先頭に17秒差まで詰めたが「頑張りの割に推進力が足りない」と自分に厳しかった。
来季...
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