
活動について話す伊勢みずほさん
フリーアナウンサーの伊勢みずほさん(46)=新潟市=が1月中旬、パキスタン南部のカラチで、ポリオ手足にまひが現れるウイルス感染症で、日本では小児まひとして知られる。国立感染症研究所によると2023年8月時点での流行国は、パキスタンとアフガニスタンの2カ国のみ。日本では1980年以降は確認されていないが、海外からウイルスが持ち込まれる可能性があるため、現在もワクチン接種が続けられている。ワクチン投与のボランティアに参加した。活動を通して貧困や衛生環境の悪さなど現地の問題に触れ、国際協力の大切さについて考えたという。伊勢さんは「安全な暮らしができていない人がいる。新潟からの小さな取り組みでも支援できる」と話している。
伊勢さんは、国連児童基金(ユニセフ)の活動などで地球規模の問題に向き合う黒柳徹子さんに憧れ、これまでも募金を続けてきた。今回初めて、奉仕団体ロータリーが取り組むポリオ根絶活動のボランティアに、日本人12人と共に参加した。
5歳以下の子どもを対象に、ワクチンを口の中に2...
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