新型コロナウイルス感染症に対応した経験を踏まえ、新潟県は2024年度以降に向け、感染症への備えや対応をまとめた「県感染症予防計画」を改定する。県が医療機関などと協定を結び、平時から体制を整えておくことが柱。全県で入院病床を最大710床確保するなど、具体的な数値目標も定める。3月下旬の県医療審議会を経て、正式に決定する。

 計画は感染症法に基づき各都道府県が策定するもので、新型ウイルスの発生による法改正を受けて改定する。計画期間は24〜29年度。有識者でつくる「県感染症対策連携協議会」を中心に議論してきた。1999年度の策定以降、大幅な改定は初めて。

 素案では、新型ウイルス相当の感染症を想定し、...

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