2023年シーズン、6季ぶりにJ1の舞台に戻ってきたサッカーのアルビレックス新潟。24年シーズンも「アルビLAB(ラボ)」では、リーグ戦で奮闘する選手やチームの戦いぶり、活躍の要因などをデータを用いて振り返ります!

(データはリーグ公認の競技データ「J STATs」による)

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 J1アルビレックス新潟は2月24日、鳥栖に2-1で逆転勝ちし、開幕戦白星をつかんだ。反撃ののろしを上げたのは、FW谷口海斗の鮮やかな同点ゴールだった。谷口は走った距離も、FWで出場したJ1の全選手中でトップ。縦横無尽にピッチを走り回ったことでも、勝利に貢献した。

 谷口はフル出場し、前半終了間際に遠い距離から、果敢にハーフボレーでシュートを放ち、見事に決めた。2年連続のチーム第1号弾だった。

 得点だけでなく、中盤、サイドと細かく位置を変えながらボールを受けたり、前線から相手に圧力をかけたりして、攻守に躍動。走行距離は12・472キロで、J1の開幕戦にFWとして出場した77選手中で1位だった。

 スプリント数(時速25キロ以上で1秒以上走った回数)は、チームトップの18回。攻撃の組み立てに関わった後、最前線へ駆け上がって好機に絡もうとする姿も目立った。

同点ゴールを決めたFW谷口海斗(左から2人目)。走った距離でも貢献度が高かった=24日、駅スタ

 昨季は公式戦で5得点を挙げたものの、白星は1度もなかった。勝利につながる得点は、谷口自身も待ち望んでいたはずだ。チームのために懸命に汗を流すストライカーに、さらなる得点を期待したい。

※LAB(ラボ)は英語で、研究室などを意味します。

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