
斎藤玲子教授
新型コロナウイルス感染者が新潟県内で初確認され2月29日で4年が経過した。2023年5月に感染症法の位置付けが5類へ移行し、政府は3月末に医療提供体制に関する公費支援を終わらせる方針だ。医療体制は「有事」から「平時」の対応となるが、感染流行は今冬も起こった。新型コロナウイルス自体は今後どう変化していくのか、新潟大学大学院医歯学総合研究科の斎藤玲子教授(57)=公衆衛生学=に聞いた。
(報道部・種岡郁江)
-4年間の国内の新型コロナウイルス対応をどう見ますか。
「新潟県は『オール新潟』を掲げ行政と医療が緊密に調整を図り、死者数が抑えられた。対策の成功例と言えるだろう」
「一方で国の対応を巡る評価は...
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