他部署からの応援も含めた女性職員が詰める新潟市の災害対策本部=7日、新潟市役所
他部署からの応援も含めた女性職員が詰める新潟市の災害対策本部=7日、新潟市役所

 能登半島地震で多くの人が身を寄せる石川県内の避難所で、備蓄や更衣室の設置などを巡り女性や妊産婦、乳幼児らへの配慮不足が課題となった。防災担当部署に女性職員が少ないことも一因とされる。内閣府の調査によると、新潟県の市町村でも災害担当部署に占める女性職員の割合は2022年に6・5%にとどまり、都道府県別では40位と低い。防災分野に多様な視点を反映する必要性が指摘されている。

(報道部・横山志保)

 内閣府は22年末時点での女性職員の人数や女性や乳幼児ら向け備蓄の状況などを調査し、ホームページ上で公開している。

 調査によると、新潟県で災害担当部署に女性がいない市町村は三条市、十日町市、燕市など19市町...

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