第四北越銀行(新潟市中央区)は2023年下期(7〜12月)の新潟県内企業動向調査を発表した。下期前半の7〜9月期の業況判断BSIはマイナス5・6で、4〜6月期から7・5ポイント上昇し、2四半期ぶりに改善した。後半の10〜12月期はマイナス8・3と7〜9月期に比べ2・7ポイント下回った。経済活動の回復で個人消費の持ち直しが続く一方、海外経済の減速から輸出が鈍化し、物価の高止まりで景気の回復速度は緩やかなものにとどまっている。

 BSIは「プラス(良い、過剰など)」と回答した企業から「マイナス(悪い、不足など)」の割合を差し引いた指数。県内1000社を対象にアンケートを行い、602社(回答率60・...

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