仕込み作業をする手前左から池田剣一郎さん(千代の光酒造)、竹田春毅さん(竹田酒造店)、吉崎司さん(頚城酒造)=妙高市窪松原
仕込み作業をする手前左から池田剣一郎さん(千代の光酒造)、竹田春毅さん(竹田酒造店)、吉崎司さん(頚城酒造)=妙高市窪松原

 新潟県の上越地域の3酒蔵が共同で新商品を造るため、3月14日に初めての仕込み作業をした。竹田酒造店(上越市大潟区)の酵母と頚城酒造(上越市柿崎区)の仕込み水を千代の光酒造(妙高市)に持ち込んで酒を醸す。「他社がやっていないことに挑戦することでPR力を高め、質の高い新しい酒を造りたい」と意気込む。

 3社は約7年前、共通の取引先の酒販店が企画した酒造りに参加したのがきっかけで2023年、ユニット「Kurap3(クラップスリー)」を結成。業界でも珍しい共同醸造に挑戦した。

 3月14日の作業は、竹田酒造店の蔵付きの酵母と、頚城酒造が仕込み水に使っている湧き水「大出口泉水」、蒸した上越産の酒米36キロ...

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